2015.10
埼玉の小さな作業小屋である。
24mmの構造用合板で作った棚が壁となり、棚の縦板を挟み込みサンドイッチすることで梁を作る。
全てを同一材とし、シンプルな構法を用いることで一人の大工をアドバイザー兼リーダーに体力のある成人5人で建設する計画をたてた。
棚の無い妻側に入口と窓を設け通風を確保し、窓面には机を設けて作業場とするとともに構造としても効かせている。
同様に入口上部にはロフトを設け、こちらも構造的役割を果たす。
屋根面は片流れの勾配をとることでシンプルな雨仕舞とするとともに、乳半の波板を用いることで、街灯の少ない田園集落に柔らかな明るさを放つ行灯のような存在となることを期待した。
用途:作業小屋
工事種別:新築(プロジェクト)
設計期間:2015年8月~10月
施工期間:---
主体構造:木造
階数:1階
改修面積:9.97㎡
所在地:埼玉県北本市